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大人の書道ライフ | MUTUAL MORAL & MATERIALS

ココロくすぐるお道具箱で
日常に彩りを。

「書道」というと、難しい、時間がかかる...というイメージを持たれる方が多いと思います。
確かに書道って、お道具の扱いはもちろん、準備や後片付け、また思う様に書けなかったりと、
忙しい現代においては、手間のかかる面倒なことかもしれません。
でも、その面倒な中に大切なことがたくさんあると思うのです。
たとえば、筆や硯(すずり)、墨、半紙などを準備する間に、頭の中の雑念が薄らいで気持ちが整います。
そして書き始めると、少しの緊張と白黒のリズムが頭をほぐし、
後片付けの頃には坐禅や瞑想の後のような何とも言えない心地よさに包まれます・・・
そんな「書道の楽しさや気持ち良さ、奥深さ」を一人でも多くの人に味わって欲しいという思いのもと、
「書道したくなる、書道してると言いたくなる、見てるだけで嬉しくなる」お道具箱をつくりました。
即、結果や答えを求められる現代だからこそ、感じる何かがココにはきっとあるはず。
そう、大人になった今だから、 「書道」始めてみませんか?

つくり手の人たち

文鎮や筆置、中敷は木彫職人の市橋和典さん。
欄間や仏像をはじめ、伝統的なものから現代的なものまで、
幅広い木彫作品を手掛ける市橋さんが作りだすものは、
誠実でどこかあたたかく、その人柄そのもの。

越前焼の水滴は、港町三国で陶芸家として活躍するタナカマナブさん。
ユニークな人柄と、建築学科出身ゆえの緻密さが醸しだす独特の世界観で人気を博しています。
今回手掛けていただいた水滴の水切れの良さを、ぜひ体感ください。

二段重ねの「お道具箱」、不思議なスライド式の「ふでばこ」の製作は、
富山県高岡市で桐箱を主に製作されている有限会社ウラタの浦田恵三さん。
こちらからの細かい寸法の要望や仕様変更に、迅速に丁寧に応えてくれる頼もしい職人さん。
素材の特性を熟知し、要望以上の結果を出してくれるのが浦田さんの箱作りです。

お道具箱やふでばこを入れるトートバッグとあづま袋は、KATA+の片岡理恵子さん。
帆布によるモノづくりを手掛ける片岡さんは、
主婦でありながらも様々なクラフト展やイベント、個展など、精力的に活動中。
今回も、片岡さんの帆布好きのハンパない帆布愛が存分に発揮されています。

しぶき柄のお道具箱の色付けは、丸廣意匠の廣瀬康弘さん。
越前漆器の聖地、福井県鯖江市の河和田地区で器をはじめ様々なモノに色をつける広瀬さんは、
私たちの想いや世界観を「色」で表現してくださいました。
研究熱心で常に新たな可能性を探り続けている頼もしい職人さんです。

セットされるお道具の筆、筆巻、硯、墨、墨汁、下敷は、
奈良県の書道具店 笹川文林堂さんにご用意いただきました。
笹川文林堂さんは、奈良の三条通りで、160年余り伝統の奈良筆を作り続け、
書道用品も数多く取り揃えたまさに老舗です。

メッセージ Massege

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文化とは、歴史に裏打ちされた、人間活動としてとても重要な要素を持つものと捉えています。
敷居が高く思われがちなその世界に、楽しく触れてもらい、
その素敵なエッセンスを現代に活かす方法についていつも考えています。

変わるモノ 変わらないコト。

書道教室や茶道教室の運営経験から感じること。
変わらないコトとは、時代や環境が違っても変わることの無い普遍的なコト。
例えば、嬉しい、楽しい、悲しい、寂しい、心地いい、気持ち悪い・・・
そんな、人間だれしもが持つ感覚。
書道でいうならば、書くことで心の落ち着きを感じたり、文字の先にある物語に触れた時に湧き上がる感覚。
でも、それはやってみて初めて感じるコト。
そんな素敵なコトをひとりでも多くの方に感じてもらいたい。
感じ方に作法はありません。
昔ながらのやり方も大事ですが、それがすべて現代にマッチしているとは思えない・・・
ならば、今に合わせてスタイルやカタチを変えて、その素敵な世界に触れやすくしよう!と、
変えるモノとして、まずはお道具箱をつくろうということになりました。

「スタイリッシュに」というのは、ただカッコよく、新しくするのではなく、
「今」に合わせてチューニングすることだと考えています。
まさに温故知新。
この機会に、書道されている方はもちろん、されていない方も、
ぜひ楽しんでみてください。





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